ドル円は13営業日で約13円の歴史的上昇を見せています。 現在エリオット波動で最も勢いのある3波動目の副次波の3波動、つまり3-3を展開しています。 



しかし、このまま上がり続けることはありません。 上昇トレンドに回帰していますが、どこかで調整が入ってくると思われます。

本日は、このドル円の週明けの動向を展望してみます。





もう1波残っている?


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エリオット波動の推進波のルールは3つしかありません。 このルールはとても簡単なものです。

1. 2波動目の終点は1波動目の始点を下回らない

2. 1.3.5波で3波は一番小さな波動にならない

3. 1波動目と4波動目は重複しない

しかし、不確定要素もあります。

1. どの波動が延長(エクステンション)するか分からない

2. エクステンションした波動はどこまで大きくなるか分からない

現在のドル円は3波動目を形成中ですが、どこまで大きくなるかわかりません。 しかし、ある程度の目安はあります。



ドル円為替相場日足チャート

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3-3の内部波動を確認すると、現在31のフィボナッチ比率1.382倍付近に位置しています。 通常、推進波の3波動目の理想的な終点は、1波動目の1.618倍です。

このことから、1.618倍のラインまで伸びてもおかしくはありません。 しかし、1.618倍まで伸びない推進波もよくあります。

内部波動を確認することで判断することができることがあります。



3-3の内部波動

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3-3の内部波動を時間軸を落として確認してみます。どの波動も同じような大きさで非常に判断し難い波形となっています。 

ヒントは、黒丸の推進波が赤丸の推進波より小さい波動になっていることです。つまり、この黒丸の推進波は、副次波の1波動目の可能性が高いということになります。また、青枠の複合調整が副次波の修正4波動目である可能性が高いと思われます。

現在は、以上のことから上のようなカウントを考えています。 3-3の内部波動の3波動目が終わったところてはないでしょうか。 

この後に、4波動目→5波動目と続き、1.618倍ラインで3-3の終点を迎えるのではと予想しています。

その後には、少し大きめの調整があるのではないでしょうか。

以上、本日の為替予想でした。