6/24の109.50の安値を付けてから横這いの動きが続いているユーロ円為替相場。
現在の波形をトライアングル(特殊修正波)と考えている人が多いようです。 しかし、形はトライアングルでも、実際は違う展開だったということもよくあります。
トライアングルの判断は、内部波動(A~Eの5波動構成)と、前後の波動経緯から判断していきます。 本日の為替予想は、ユーロ円のトライアングル波形を考えてみます。
すでにトレンド転換している可能性がある?
まずはユーロ円のトライアングル波形を見てみましょう。
ユーロ円のトライアングルチャネル
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ユーロ円日足チャートです。
現在のユーロ円為替相場は、上のようなトライアングルチャネルを形成しています。もしこの波形がトライアングルとするならば、上のようなカウントになるのでしょうか。少しB波動が大きすぎますが、チャネルタッチの観点からこのようにカウントしています。
トライアングルの一般的イメージを確認してみます。
トライアングルイメージ
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トライアングルは収束型の三角形チャネルを形成し、A~Eの内部波動は3-3-3-3-3の展開となります。
ジグザグ(5-3-5)、フラット(3-3-5)、複合修正(W-X-Y)などの修正波動を内包しているのが特徴です。Eはトライアングルチャネルを超えることもあれば、また届かないこともあり、終点の予想はなかなか難しい特殊修正波です。
それではユーロ円為替相場のトライアングル波形を時間軸を落として再度確認してみましょう。
ユーロ円4時間足
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内部波動を確認すると、赤丸の2つの波形が推進波のように見えてしまいます。 このようなチャネルを縦断するような推進波がある場合には、トライアングルでない可能性があります。
この赤丸2つで5-3-5のジグザグの可能性もありますが、上のようなカウントも可能性がありそうです。緑丸で既にトレンド転換していて、現在は3波動目に入っているいうカウントで、この後に3-3-3で大きく上に跳ねていくというものです。
2つの推進波の波形は確かに微妙で、推進波でないかもしれません。しかし、トライアングルと断定することもできないと考えています。
現在進行中の下降が、直近の安値(トライアングルであるならばD)を割ってこない間は、安易なショートでのエントリーは控えておきたいと思います。
以上、本日の為替予想でした。