本日の為替予想
2014年から下降修正に入っていユーロ円為替相場。この修正はどこで終わり、またそこからの反転上昇はあるのでしょうか。
本日は、ユーロ円為替相場を長期的に検証して、今後の為替相場の展開を予想してみたいと思います。
ユーロ円為替相場長期予想
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まずは、ユーロ円為替相場の週足チャートで、2012年からのレートの推移を確認してみましょう。 一見して、上昇した後に、その同じ値幅だけ下降する保ちあいの状況で、この後に2012年の上昇の始点に向けて下降していくように思えるレートの推移です。
すると、2012年の94.00まで下降の流れは続いて行くのでしょうか。
トレンド最終局面位置しているユーロ円!?
エリオット波動を用いて、ユーロ円為替相場を分析してみます。
エリオット波動では、5つの上昇波動と3つの修正波動で1つのサイクルを構成し、為替相場は波のように寄せては返すを繰り返しながら、トレンド方向に進んでいきます。
この考えに基づくと、現在のユーロ円は上昇トレンドの押し目で、トレンド最終局面に位置していると考えられるのではないでしょうか。
上昇推進波(1波動目延長型)
2012年の94.00から2014年末の149.80までのユーロ円の大きな上昇は、5波動構成の推進波であり、1波動目が延長しているものと予想しています。
推進波を見極める場合には、波形が重要になりますが、それとともに上昇の角度も大切な要素になってきます。
上のユーロ円為替相場週足チャートの波形と角度はその点申し分ないと言えるでしょう。
ABCの3波動修正波
エリオット波動において、5波動の上昇後は3波動の修正波動が現れてきます。
2014年末からの下降はABC修正の3波動構成だと予想しており、ユーロ円為替相場の現在地はトレンド最終局面のC波動ではないかと考えています。
しかもそのC波動の最後の下降推進で、近くトレンド転換して反転してくるのではないでしょうか。
ユーロ円の今後の推移を予想
それでは現在の下降はどこで終了するのか。 そのポイントを予想してみたいと思います。
フィボナッチ比率からの終点予想
エリオット波動においての数学的基盤は、フィボナッチ級数にあり、様々な場面でフィボナッチ比率を使用していきます。
A波動の大きさから導き出される終点を見てみましょう。
A波動の1.272倍
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A波動とC波動の大きさの比率は、エリオット波動においてとても重要なポイントになります。
通常のABC修正において、C波動の大きさは、A波動の大きさの1.00倍となことが多く、1.272倍や、1.618倍まで大きくなることがあります。
現在のユーロ円は、1.00倍を超えてきており、1.272倍(赤丸)で反転してきています。 この1.272倍のポイントでトレンド転換してくる(又は、既にしている)可能性が高いと予想しています。
1.618倍(緑丸)までの下降の可能性も残ってはいますが、ユーロ円の直近の波形から検討するとその可能性は低いのではないでしょうか。
ユーロ円は149.00を超えてくる!?
エリオット波動のサイクル(大きな段階)で考えると、ジグザグ(5-3-5)を形成中と思われます。
このため、トレンド転換後のユーロ円は大きな上昇を推進波という形で実現してくるでしょう。
2012年からの上昇は約3年間続きましたので、この後のユーロ円為替相場の上昇トレンドは3年以上続き、149.00を最終的には大きく超えてくるのではないかと予想しています。
ジグザグのC波動がスタート!?
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上のチャートはユーロ円為替相場月足です。
ユーロ円が、トレンド転換していると想定した場合、ジグザグのC波動がスタートしていることになります。
つまり、これからの上昇は、5波動構成の衝撃波になると予想され、149.00を超えてくる展開になるのではと予想します。
ジグザグのC波動は、A波動の1.00倍になるのが一般的で、時に1.272倍や1.618倍になることもあります。
また、チャネルにタッチして終点を迎える場合が多く、149.00を大きく超えてくる可能性もあります。
ユーロ円は衝撃波を構成できるかが焦点
ここからは、5波動構成のきれいな衝撃波を作れるかどうかが注目ポイントになります。
衝撃波の構成ぱ、C波動スタートの初動と考えられ、以後大きな上昇に続いて行くのではないでしょうか。